(再掲)回復

ここに来て、かなり回復してきた。
まず、食事の形態が変わった。これまでは飲み込むことができなかった為にペースト状の食事だったが、一段階上がって、ご飯はお粥に、おかずもちゃんとしたおかずになった。味はイマイチだが、普通の食事が出来ているだけて十分嬉しい。
それと、水が飲めるようになった。これまでは飲めば必ずむせていたのだが、今は、少し気を使わないといけないが、ほぼ、飲むことができる。
この、食事の形態の変化と、水が飲めるということは実は非常に大きい。なぜなら、今までこれができなかった為に直接胃にチューブを通して薬などを投与していたので、そのチューブを抜くことができるからだ。
逆に言えば、どこかで失敗すると、また、やり直しになる。
あと一週間ほどで退院と言われている。最後まで頑張りたい。


(再掲)御見舞

先週あたりから、お見舞いに来てくださる方が増えた。もう少し前から、見舞いに行きたい旨のメールなどを頂戴していたのだが、その頃はまだ声が出なかったのでお断りしていた。
と言っても、お見舞いに来てくださる方は非常に少ない。もともと、自分が入院するということは、ほとんどの人に告知していなかった。わざわざ言う必要もないと思ったし、みんなに告知して、お見舞いに来てもらえないのではないか、と考えた。
今のところ、自分から告知した人はほとんど来てくださっている。
本当にありがたいと思う。


(再掲)リハビリ

僕は喉の手術をしたんだけれど、手術後、何故か手が上がらなかったり首が回らなかったりした。
それで最近リハビリをしているんだけれど、どうやら首にはいろんな神経が集中していて、手術の際にそれらの神経を触るので、それで神経が麻痺するらしい。麻痺した神経はリハビリで少しずつ元の動きを取り戻すしかない。
それともう一つ、昨日から食事のリハビリを始めた。自分では食べることぐらい簡単というか、普通にできるだろうと思っていたが、これができなかった。最初に水を飲んだが、一度口に含んでから、錠剤を飲むような方法でないと水が飲めない。当然、ごくごく飲むなんてことはできない。これも手術の影響で喉の周辺の神経を触っているので、食べ方を忘れているらしい。
昨日のリハビリではゼリーを使ったが、喉に少し引っかかりがあるものの、美味しく頂けた。今日は一気に品数が増えたが、全ておかずをペースト状にしたもの。これが、またまずい。今後、これでリハビリを続けるということで、一気に憂鬱になった。しかし、ここを切り抜けなければ普通の食事に辿り着かない。
そして、もう一つ、残念なニュースがあった。
僕は勝手に、退院する時には完治しているものだと思っていた。
今の僕は、ささやくような声しか出ない。しかも、息が続かないので、まともな会話ができない。どうやら右側の声帯が麻痺して動いていないらしい。ちゃんとしゃべれるようになるのに、早くて半年、最悪の場合は、このまましゃべれない可能性もある。しばらくは外来で治療を受けていくことになる。目が見えないより、耳が聞こえないよりいいか、と思いつつ、なんで自分だけが、という思いは拭えない。TwitterやFacebookでは、みんな、あんなに元気に 過ごしているのに。
何故、自分だけ。


(再掲)食事

今日から食事が取れるようになった。
これまで喉の腫れがひかず、食事ができなかったが、昨日の診察で喉の腫れもひき、食事ができるだろうということになった。診察の際に、少量の水を注射器で口に含み、「飲み込んでください」と言われた。水を飲み込むのが、実は一番難しいらしく、ここがクリアできなければ危ないところだったが、難なくクリアした。
久しぶりの食事、といってもゼリーだが、リハビリの先生がついた。酸素濃度を測ったり、問診や口の中の動きを見るなど、小さいゼリーを食べるだけでたいそうなことである。久しぶりに食べる場合、特に僕のように喉の部位を手術している場合、むせたり、肺から誤嚥したりすることがあるようだ。
初めは少しの量をすくってみる。医療用のゼリーだから、さぞかし不味かろうと思ったが、オレンジの味で美味しかった。なんの問題もなく、ペロリと食べてしまって、リハビリの先生も驚いていた。
食事に切り替えるということだったが、3食共ではなく、1日1色から始めて、徐々に増やしていくとのことだった。
ゼリー1個食べただけで、胸に熱いものが込み上げてきた。


(再掲)経管栄養

入院してから1ヶ月、なにも食べていない。今はどうしているかと言うと、経管栄養といって、鼻から胃までチューブを通し流動食だか栄養剤だかを流しこんでいる。食欲という人間の大切な欲望を奪われた苦しみは半端なことではない。 ところが、今日、ようやく、食事を始めてもよいということになった。といっても、初めはゼリー状のもので、しかも、これだけでは栄養が足りないので、しばらくは流動食と併用になるらしい。経管栄養の為に、この顔にへばりついている管を早く外したかったので、正直、残念だ。 しかし、これも回復への第一歩。早くご飯が食べれるようになりたい。


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