持つべきは嫁と友

製造部への異動は、僕にとってはそれなりにショックだった。


商品部の仕事にはやりがいを感じていたし、そもそも、自分がなぜ製造部へ異動となるのか、理由がわからなかった。商品部では、特に大きなミスをしたわけでもなかったし、むしろSNSのフォロワーも増え、オリジナルブランドの売上も上がっていたので、それなりに貢献していると思っていた。


異動が決まって落ち込んだ気持ちで、嫁さんや、何人かの友達に相談してみた。相談というか愚痴に近い。


友達のうち、ふたりが、わざわざ僕のために時間を取ってくれて、話を聞いてくれた。そのふたりというのが共に社長。それも、ふたりとも自分で起業して、それなりに社員も抱えて成功している。僕の心の奥底で、(雇ってくれないかな)という思いと、(友達に頼ってはいけない)という思いが交錯する。


そのふたりはタイプが全く違っていて、僕に対するアドバイスも好対照。ひとりは、過去の栄光にすがるのは良くない、他人と比べても意味がないと、自分の失敗した事例をあげて、僕のことを叱咤激励してくれた。


もうひとりは、ただただ話を聞いてくれて、僕のブログを褒めてくれるなど、今の僕に何ができるのかを考えさせてくれた。


ふたりの意見を聞いて、タイプはまったく違うけれど、僕は自分の考えを反省するとともに、自信を取り戻すこともできた。何より、自分のために、わざわざ時間を作ってまで心配してくれてる友達がいるということが嬉しい。


それと、落ち込む僕の気持ちを大きく切り替えさせてくれたのは、嫁さんのアドバイスが大きかった。商品部に行ってからは、仕事が半分生きがいくらいになっていた。でも、仕事が全てではない。むしろ、これまでの仕事や趣味で築き上げてきた人脈を生かした仕事をプライベートでやってはどうかと。


嫁さんのこの意見は、僕の気持ちをかなり軽くしてくれた。仕事は仕事で割り切ればいい。それより、デザインや建築、骨董の趣味を生かして、そちらで、やりがいと楽しみを見つければいい。


そう考えると、今回の異動は、自分の人生の第二のスタート地点かもしれない。


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