負け組

年明けに、高校の同級生と飲みに行った。

高校の同級生は2つのグループがあり、毎年、盆休みや年末には両方のグループから飲み会にお誘い頂いている。昨年末も忘年会があったが、お金がなかったのと、鬱の症状が出ていたのでご遠慮させて頂いたのだが、よく気をかけてくれる友人から飲み会のお誘いを頂いた。

飲んでいる時に、どういう話の流れだったか、僕がこんなことを言った。

「オレは、学生の頃から、何をやっても負けていた。いじられキャラだったから、ボーリングで負けてはみんなが笑い、ファミスタで負けてはみんなが笑い、野球で三振をしてはみんなが笑った。その場は盛り上がっていたけど、オレは、いつか見返してやりたいとずっと思っていた」と。

お酒が入っていたとは言え、自分の発言は、はっきり覚えている。友人は、「今では連絡も取らなくなった奴もいる。今こうしてみんなから誘ってもらえているだけでいいじゃないか」と。

確かに、僕は人に恵まれている。いつも気にかけてくれている人が周りにたくさんいる。でも、僕は本当に昔から勉強以外は何をやらせてもダメで、しかもいじられキャラだったから、ダメな僕がみんなの期待通りに失敗するのを喜んでケラケラ笑った。僕も一緒になって笑っていたけど、ずっといつかは見ていろと思っていた。

勉強だけはできたから、有名私立大学に行ったけど、未だに中小企業の係長である。高校の同級生で管理職でないのは僕くらいだ。同級生のYは、2浪して関大に行ったが、今では一部上場企業の執行役員だし、2浪して龍谷大に行ったHは、今では信用金庫の支店長をしている。高校の同級生の中には僕が知っているだけで社員を抱える会社の社長が5人いるし、個人事業主を合わせるともっといる。

いったい僕は何と戦い、誰と戦っているのだろう。何が勝ちで何が負けなのだろう。もし僕が勝ちと考えているものを手にしたとしたら、その先に何があるのだろう。

今はSNSがあるから、自分の価値を簡単に測れるようになった。いいね!の数という単純な基準で。インスタ映えを狙って躍起になっている若者を嘲笑しながら、僕は自分の価値がわからずもがいている。


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