見立て、しつらえる

日曜日に堀江を歩くのは何年ぶりだろう。昔はこの近くで働いていたから、馴染みの風景だ。堀江公園を過ぎて、オレンジストリートの方へ向かう。なにわ筋を超えて少し入った通り沿いにそれはあった。

西天満にcredenzaというショップがある。オーナーの堀さんがセレクトしたセンスのよい雑貨や器、家具などが並ぶお店だ。そのcredenzaのポップアップストアが堀江の美容院の一角に展開されている。セレクトという言葉が好きではないという堀さんが、まさに「見立て、しつらえた」空間。

堀さんの考え方が好きだ。有名だとか無名だとか、古いとか新しいとか、そういう垣根を全て取り払って、堀さんが見立てたよいものが丁寧に空間にしつらえられている。僕自身が昔そうだったように、そしてデザイナーやブランドや作家ものが好きな多くの人がそうであるように、自分という尺度でフラットにものを眺めることのできる人は意外と少ない。その道を極めれば極めるほど、視界が狭くなる人も多い。

一見人付き合いが苦手で物静かに見える堀さんだが、話だしたらその熱い思いは留まることを知らない。店に着いてからの約2時間の間、時間が経つのも忘れるほどに話をした。

最近行けてなかった骨董市にも、また行ってみたくなった。「見立て、しつらえる」は14日まで。


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