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「それ等の多くは片田舎の名も知れぬ故郷で育つのである。又は裏町の塵にまみれた暗い工房の中から生れてくる。たづさはるものは貧しき人の荒れたる手。拙なき器具や粗き素材。売らるる場所とても狭き店舗、又は路上の蓆。用ゐらるる個所も散り荒さるる室々。だが摂理は不思議である。是等のことが美しさを器のために保障する。それは信仰と同じである。宗教は貧の徳を求め、智に傲る者を誡めるではないか。素朴な器にこそ驚くべき美が宿る。」

民藝運動の創始者である柳宗悦の書物、「雑器の美」の中の一文です。僕は特に民藝について詳しくはありませんが、非常に好きな言葉です。

僕がovest designを始めて10年になります。一応、「デザインと古いもの」ということをコンセプトに運営させていただいております。デザインと古いものというのは、一見、相容れないもののようですが、デザインといってもセルフプロダクトだったり、伝統工芸をリデザインしているようなデザイナーさんをセレクトしたり、古いものも、骨董といった少し近寄り難いものよりは、普段使いできる古いものを中心にセレクトしています。僕のセレクトの根本には、ある意味マスプロダクトに対するアンチテーゼみたいなものがありまして、うまく言えないのですが、そういう感じでデザインと古いものを同列に扱っています。

もともと僕はデザインに興味があり、それこそ家具や照明などにはこだわりを持って、そういうデザインのよいものに囲まれて過ごす暮らしこそが豊かな暮らしであると思っていました。ところが、最近になって、それは少し違うような気がしてきました。確かに北欧の暮らしがそうであるように、よいデザインに囲まれて暮らすことは人生を豊かにすることであるのは確かだと思うのですが、今、僕がしていることは、ただの消費ではないかと。例えば祖父が使っていた家具を大切に使い続けるとか、今使っているものを子供たちの代まで使ってもらうのであれば、それはよいと思うのですが、現実はそうではありません。これは単に消費しているに過ぎないのではないかと。

骨董にしても、うちの嫁さんなんかは、普段から使いたがりません。食器を洗う際に割れることに気をつかう器などは使いたくないらしく、それはもっともだと思うのです。使う時に気をつかう器とは、器と言えるのかと。そういう意味では、僕は印判の器などを好むのです。比較的安く手に入り、普段使いにはもってこいです。しかし安いからといって使い捨てするのではなく、使う度に愛で、欠けたり割れたりしたら直しをして使って頂きたいのです。印判と言ってもだいたいが明治の頃ですから、100年以上も使い引き継がれてきたものなのですから。

それと大切なのはカテゴライズしないことです。これがなかなかに難しいのですが、人はやたらカテゴライズしたがります。人種、宗教、性別などなど、枠にはめることで、自分と同じ枠であるかを見極めようとします。ジャスパー・モリソンのスーパーノーマルも、柳宗悦の民藝も、僕にはカテゴリーに感じます。僕は音楽が好きですが、もともと若者の特権であり、自由の象徴であったはずのロックが、ビートルズ以降、さまざまな「ジャンル」という名のカテゴライズがなされ、どのジャンルにも属さないような音楽でさえ、「ミクスチャー系」といった新たなカテゴリーができたというのは、笑い話にもなりません。

何が言いたいのかと言うと、心の目で見ていただきたいのです。心の目で見ると言っても難しいことではありません。自分の素直な目で見て欲しいのです。財布の紐と相談しながら買ってしまうのは仕方がありません。しかし、心の目で見て、気に入ったものを買っていただき、それを次の代まで使うくらいの気持ちで買っていただきたいのです。人は死んでもモノは死にません。壊れたり傷むことはあっても直しながら使うことで味わいを増していくでしょう。

と言っても、僕の考えを押し付けるつもりはありません。ただ、僕がこういう思いで扱っているというだけの話であります。そして、共感し、気に入ったものがあればお買い上げいただければ嬉しく思います。


サムハラ神社

僕と嫁さんが、まだ名古屋で暮らしていた頃、とてもお世話になった方がいた。その方が今、病と闘われている。

先日、大阪に来るとの連絡があった。なんでも立売堀にパワースポットとして有名な神社があり、そこの御守りの指輪をもらいに行くとのこと。調べてみると、その神社はサムハラ神社と言い、パワースポットとして有名らしく、その中でも御守りの指輪が病除けや厄除けとして有名らしい。

その指輪は人気が高いので、入荷しても30分から1時間くらいで売り切れるらしい。しかも入荷日やどのサイズが入荷するかも分からないので、入荷した時にちょうど自分に合うサイズがないと手に入らないというなかなかのレアな御守りだ。神社の話によると、本当に必要な人にしか手に入らないようだ。

とりあえず、先週の土曜日にお参りがてら行ってみた。街中にある小さな神社で、見た目パワースポットとは思えない。

サムハラ、サムハラ。

まあ期待せずに行ったが、やはり指輪はなかった。しかし神社の貼り紙に7月上旬〜中旬に入荷予定と書かれている。え!もうすぐやん!どちらにしても、指輪のサイズを調べてなかったのでちょうどよかった。

とりあえず、ネットで指輪のサイズの計り方を調べて、日曜日にも行くことにした。朝一で行くと、すでに行列ができている。これは、入荷してんのちゃうの!と期待するも、やはり入荷せず。神社に指輪のサイズを計れるリングがあったので、念のために計ってみると、ネットで調べたサイズとぜんぜん違っていた。

サムハラ、サムハラ。

しかし、7月の中旬までに入るということは、今週入荷する可能性が高い。これだけ有名な神社なら、SNSで入荷情報を流している人がいるのでは?と思って調べてみると、ビンゴ!入荷情報をつぶやいてくれている方がいた。すぐフォロー!

月曜日、会社に行って仕事前にツイッターを確認してみると、「本日、ご授与あります」との情報が!しかも、自分のサイズがある!自然と動悸が激しくなる。この機会を逃してはいけない!受付は9時からなので、9時と同時に社務所に電話する。電話が繋がり、在庫があれば取り置きしてくれる。でも、この電話が繋がりにくいのだ。半ば諦め気味で掛け続けると、4回目で繋がった!

「もしもし!指輪ありますか?」

「はい。入ってますよ。サイズは?」

「15号です!」

「え?電話がちょっと聞きにくいんですけど。」

あかん、僕の声は電話では聞こえずらいのだ。

「名前は?」

「かさいです!」

「あさいさん?」

「か・さ・いです!」

「あのねー、電話が聞こえにくいんですわ。」

あかん、でも、この機会を逃すわけにはいかない。なんとか宮司さんに通じて、取り置きしていただいた。

サムハラ、サムハラ。

そして本日、ご授与いただきました。ついでに御朱印もいただきました。ただし、御朱印は書いてるヒマがないらしく、すでに書かれたものを300円で買った。御朱印くらい書いてくれ!

サムハラ、サムハラ。

しかし、神様がこの指輪が必要な人とお認めになったのだろう。

ありがとうございます。これからも感謝の気持ちを忘れず精進します。


あーあ!

疲れた一週間やった。

土曜日にものづくりセッション(という集まり)があって、プレゼンをさせてもらった。声のことがちょっと心配だったが、みんなに伝えたい思いがあった。マイクがあるから、声のことはなんとかなると思った。甘かった。しゃべり始めて5秒で、場が凍りついてるのが分かった。マイクを通しても、自分が何を話しているのか、たぶん通じてない。声のことが気になってプレゼンの内容が吹っ飛んだ。僕は病気になってから人前で話すことを避けてきた。虚しくなるのが分かってるし、自分のせいで流れてしまう、たぶん僕にしかわからないあの独特の空気が嫌いだ。だからといって、下手に話すことを控えるのも嫌だ。ちょっとくらい声が出にくくても、それを意識させたくない。最近は、だいぶ声が出るようになったと言われるから油断してた。パラリンピックの選手がすごいと思えるのは、障害を持っていると感じさせないから。僕は声が出にくいから、僕なりの表現方法がある。例えばこのブログとか。声が出にくいことを周りの人に意識させたらアウト。キムコーの社長がフォローしてくれた。これからは、方法を考えよう。

それだけじゃなかった。会社で今進めてるプロジェクトで、社長(キムコーの社長じゃなくて、勤め先の社長ね)から小言を言われた。社長はなるべく冷静を装っていたけど、あの感じは、キレる寸前なのを僕は知っている。やっちまった!今から取り返さないと、ホントに後戻りできない状態になる。

この連休中に復活すっぞ!


大雨特別警報

日本列島が何十年に一度という記録的豪雨に見舞われている。

この前、地震でビクビクしてたと思ったら、今度は大雨。自然の驚異の前に我々人間はなすすべがない。

大雨というと、20年ほど前、まだ嫁さんと名古屋に住んでいた頃に大雨に見舞われたことがある。その日は朝から、それこそバケツをひっくり返したような雨が降り続いており、会社から帰る頃には、会社の周りの道路が川状態になっていた。当然歩いて帰れないので、車で来ていた先輩に家まで送ってもらったが、家に近づくにつれて水位が増し、今にも車の中まで水が入ってきそうで、先輩とワーワー言いながら妙に盛り上がっていた。

当時住んでいた家の近所の土手が決壊して、一部の地域に甚大な被害が及んだので、水が引いた後、嫁さんとボランティアに参加した。被害の大きかった地域をテクテク歩いていると、水につかった歩道の電話ボックスに、僕の身長ほどの位置まで水がきた跡がついていて、被害の深刻さにビビった。

僕らがボランティアに派遣されたのは、大きな民家だった。家具など水に浸かってしまい、ゴミと化したものを次々に外に出す。中でも水分をたっぷり吸い込んだ畳はかなりの重さで、それを何枚も運び出すのは一苦労だった。

しかし、我々を襲った恐るべき敵は蚊だ。蚊が異常発生し、作業を進める僕たちに襲いかかる。全身を蚊に刺され、作業を終えて家に帰ってからも、痒みが治らず、嫁さんは発狂していた。全身を蚊に刺される恐怖を始めて知った夏の思い出だ。

今回の災害でボランティアを考えている方は、ぜひ蚊対策を。


プラズマクラスター搭載

昨日から降り出した大雨で、電車のダイヤも大幅に乱れていた。

普段利用しているJRは普通電車のみ動いており、普段から普通しか使わない(最寄駅が普通しか止まらない)ので影響はなかったが、快速と新快速が動いていないせいで乗車率500%くらいの満員電車であった。

地下鉄の御堂筋線に乗り換えた際、ふと扉のほうに目をやると、「この車両にはプラズマクラスターを付けています」というステッカーが貼られている。

いる?プラズマクラスター。

てか、プラズマクラスターとはなんぞや。グーグル様に聞いてみると、シャープが開発したプラズマ放電により活性酸素を発生させプラスとマイナスのプラズマクラスターイオンを作り空気中に放出するプラズマクラスター技術を総称するものらしい。


いる?


まあ、効果としては脱臭とかウイルス除去なんかの効果があるようだが、もともと効果が目に見えるものでないので、どの程度効果があるのか疑問である。

しかし、シャープはいろんな家電製品にこのプラズマクラスターを搭載しているみたいで、それなりに需要があるのだろう。

しかも電車なんか、千里中央-なかもず間を一回走らせるだけで何十万と儲かるだろうから、プラズマクラスターを搭載するくらい訳ないんだろうな。

昔、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という本を読んだ時に、航空会社が100人に1人搭乗券無料というキャンペーンをしたという話があった。100人に1人といっても、1日に何万人も利用する人がいるので搭乗券が無料になる人がばっかばっか出て、えらく利用者が増えたそうだが、航空会社にしてみれば100人に1人だから1%しか値引きしていないことになる。このキャンペーン考えた人は神だと思った。

ちょっと話が逸れたが、プラズマクラスター搭載くらいで顧客満足度が上がるのであれば安いものなんだろう。


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